平均律クラヴィーア曲集 第2巻


通称「ロンドン自筆譜」と呼ばれるほぼ全曲のバッハによる手稿譜が存在します。
この自筆譜はかつては作曲家クレメンティーが所有しており、その後イギリスで
バッハ復活に力を注いだサミュエル・ヴェズリーの娘から、ロンドンの大英博物館の
所蔵となりました。この自筆譜をめぐってバッハの研究者達が多くのことを解明して
います。ウォルター・エメリーはそのうちの5曲がアンナ・マグダレーナの筆跡である
ことを明らかにし、またヴェルナー・ブレックホフはこの「ロンドン自筆譜」が紙質や
書体から1738-1739と1742-1743に分類できる事を明らかにしています。

それでは、この1743年が「平均律クラヴィーア曲集第2巻」の完成した年かといえば
そうともいえません。弟子の手による写本のなかには「ロンドン自筆譜」以降の改訂
のあとが見られるものもあります。また個々の作品の異稿も多く見られますので、
このことからも「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」は長期にわたって少しずつ今日の
形を整えていったことが分かります。この「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」が出版
されましたのは、バッハの死後51年後の1801年のことです。1742年に曲集は一度
完成をしていますがアルトニコルによる1744年という年号のついた手稿譜において、
さらに高い完成度をみたといってよいのでしょう。

それにしましても、 こんにち「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」と呼ばれている
タイトルは始めからそう呼ばれていたのでしょうか・・・
「平均律クラヴィーア曲集 第2巻」のタイトルは、バッハの自筆による表題が紛失
しており推測の域を超える事はできません。ただ、弟子のアルトニコルによる表題が
バッハの監視下で作成されていた可能性が非常に高いとされています。
このことからも、おそらくバッハはこの「平均律クラヴィーア曲集第2巻」という表題を
始めから付けていたのではないかと推測されるのです・・・。

しかし、この「平均律クラヴィーア曲集第2巻」もまた、「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」
と同様に多くの熟達した学習者のために、あるいはまたその楽しみのためにバッハが
作曲をしたものであることには違いありません。
「平均律クラヴィーア曲集第1巻」に続いて、「平均律クラヴィーア曲集第2巻」の美しい
旋律を皆様に・・・。

それでは、 冨田庸さんと仲間の方の作成によるハープシコードとMartin Reytoさん
のピアノでお楽しみ
下さい・・



 
謝辞 : 平均律クラヴィーア曲集第2巻について富田庸さんよりご指導を
       いただきましたことを心より感謝致します。

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